振込め詐欺の手口と対策方法

年々被害が拡大している振り込め詐欺。それもそのはず手口が巧妙になってきているのです。

平成28年の振込め詐欺の発生件数は13605件と大変多くなっています。この数字も発覚した件数だけなので実際にはもっと多い事だろうと思います。

そこで今回は振り込め詐欺の手口と対策方法を紹介します。

巧妙な手口

振り込め詐欺は「オレオレ詐欺」とも言われています。それは家族に成りすました犯人が「あ、俺だけど・・・」と自分の名前を言わずに電話をかけてくることから名付けられました。

「そんなの声でわかるでしょ」と思う人もいるかと思いますが、電話を受けた家族にとっては自宅に「俺」と言って電話をかけてくる人は他にいないので勘違いしてしまい、犯人の言うことを信じてしまうのです。

テレビなどでオレオレ詐欺について取り上げられるようになると、「このような詐欺がある」と認知する人も多くなったのですが犯人の手口が巧妙化してきています。

よくある手口の一つは本人に成りすまして

  • 会社の小切手を落としてしまった
  • 交通事故の示談金を払わないといけない
  • 借金の返済ができなくなった

と電話をかけてくる内容です。

最近では犯人は一人ではなく複数で犯行におよぶものも多くなっています。

  1. 「俺だけど」と電話がかかってくる
  2. カバンを落としたので連絡があるかもしれないと言う
  3. 駅(偽)から電話がかかってくる
  4. 確認のために名前・住所・会社名を聞かれる
  5. 「俺」から電話がある
  6. 駅から電話があったことを伝える
  7. 「俺」から電話がありカバンに会社の小切手がないこと、カバンを落としたので口座を止めたことを伝えられ、口座が動かせるまでお金を貸してくれと言われる
  8. また「俺」から電話があり、会議が入ったので取りに行けなくなったこと、自分の代わりに後輩が取りに行くことを伝えられる
  9. 後輩(偽)に書類という名目でお金を渡す

このようにいきなりお金を請求しないことによって詐欺だと思わせないような手口も多くなっているのです。

振り込め詐欺は家族を名乗るオレオレ詐欺だけではありません。

お年寄りをターゲットにし、「還付金を振込むのでATMに行って手続きをしてください」と電話越しに受取ではなく振込みをさせる還付金詐欺という詐欺があります。

ATMの操作がよくわからないお年寄りが狙われています。

次に融資金詐欺です。

  • 即融資可能
  • 金利○○%
  • 審査不要

とDMやメールで誘い、保証金や紹介料という名目でお金を振り込ませ、結局融資はしないというものです。

振り込め詐欺の対策方法

振り込め詐欺にあった被害者のほとんどが振り込め詐欺がどのようなものかを知っていました。それでも被害にあってしまうのです。

手口のほとんどが電話を使っているので電話に対する対策をすることが有効です。

名前を確認

電話の相手が「俺だけど」と言ってきたときには必ず名前を確認するようにします。

警察を装って「息子さんが事故を起こしたので示談金を振込んでください」と言われることもありますが、警察がお金の話をすることはありません。それに必ず警察の方から○○さんのご家族ですか?と聞かれます。

このような時にはこちらから本人の電話にかけなおして確認しましょう。

合言葉を決める

家族で話し合って合言葉などを決めておきましょう。いつもと違う電話番号からかかってきた電話の場合は必ず合言葉を確認するようにします。

電話に出ない

普段から留守番電話に設定しておき、留守番電話に応答する人だけの電話に出るようにします。振り込め詐欺の犯人は犯行の証拠を残すことを嫌いますので留守番電話の場合にはすぐに切ってしまいます。

まとめ

「私が詐欺に遭うはずがない」「家族の声を聞き間違えるはずがない」と考えている人が被害に遭うことが多いのが現状です。

このような思い込みを捨てて対策をすることが重要なのではないでしょうか。

また詐欺の手口のほとんどが緊急を要するような内容で焦らせることで冷静さを失わさせます。ですので普段から相手の名前を確認するような訓練をしておくことも対策になるでしょう。